Daniel Yangの沖縄旅行記

四日目の一。「知念村」

知念城跡への道この旅行は三泊四日です。
初日の到着が正午。
最終日の那覇空港発が午後八時過ぎ。
ほとんど、まるまる四日間を沖縄で過ごすフルコースです。

那覇市内のビジネスホテルを拠点に、
初日と、三日目に北を
二日目に東を走ったので、
最終日は南を廻ってみることにしました。

十時ごろチェックアウト。
那覇から東に向かい、南風原(はえばる)を通って与那原(よなばる)まで走ると、海が見えます。
ここまでは、二日目と同じ。
南に進路をとり、佐敷町に入ります。

湾になっている馬天港を左に見ながらぐるりと左回り。
道沿いの商店や、郵便局、学校など、町なみのなかをのんびりと走ります。
いくつかの小学校や中学校の塀に「開校百周年」の垂れ幕を見かけます。
百年前と言えば、ちょうど一九〇〇年頃。
薩摩藩に征服されながらも、琉球王朝を維持し、清にも朝貢していた沖縄が沖縄県として日本に帰属したのが一八七九年。
それから二十年のあいだに学校が整備されたのですね。

須久名山を右にみながら、ぐるりと右回り。
眼下に珊瑚礁を望みながら高台を走ります。
高原のハイウェイを走っている気分。
レンタカーを借りっぱなしの四日間で思ったことは、
「沖縄は道路が整備されているなぁ」
と言うことでした。
新しい橋を渡り、バイパスを通り、
高台から海沿の道に降りると、知念村に入っています。
海沿いの道路は広々と気持ちよいですなぁ。
知念岬の手前でコンビニに入り、飲み物と昼食をゲット。

昼寝をしたくなったので、近くの「知念城跡」を目指すことにします。
「観光スポットなら、駐車場に車を止められるだろう。」
という目論みです。
が、しかし、地図の「知念城跡」は道沿いではない?
どうやって、行くのでしょうか?

少々引き返して、左の山の手へ曲がってみます。
そこは、急な上り坂。
地元の車とすれ違いながら、僕はのろりのろりと上がります。
山を見上げれば良い天気(写真左上)。
道の脇にはヒルガオが咲いています(写真右上)。
視界がひらけると、遠くに広い珊瑚礁の海が見えます(写真左)。
全島が珊瑚礁に囲まれた沖縄本島のなかでも、
知念村の南の海は堡礁までが遠く、
「蒼い礁湖が広いんだなぁ。」
と、強い陽射しの中、うつろな意識のなかで感嘆します。
感嘆中のうつろな意識のなか、うっかり見落としてしまいそうな知念城跡のみちしるべを発見
「えっ? この草深いけものみちの先に城跡が?」

最終日の二。「知念城跡」につづく。
2002年6月14日記

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