この旅行は、精勤十年休暇で来ているわけですが、入社当時、十年前に買った僕の腕時計に「COSMO PHASE」という太陽系の惑星の運行が表示されるデジタル時計があります。まだ、元気に正確に動いています。
この腕時計を見ると、今年の四月下旬から五月上旬にかけて、水星、金星、火星、木星、土星の五つが地球から見て、太陽の左側に集合していることがわかります。
今回の旅行中に、しきりと「夕日が見たい」と言っていたのは、
「日没直後に、太陽につづいて続々と沈んでゆく、五つの惑星を撮影できたらな。」
と考えていたからなのです。
鞄には、カメラと一緒にポケット三脚も持ち歩いていました。
ホテルにチェックインし、部屋からの眺めをチェック。
「真正面の建物が邪魔で、この部屋からは夕日が見られないな。」
と確認した後、万座毛へと向かいます。
地図を見ながら国道58号線を北上。
浦添市、宜野湾市、北谷町、嘉手納町、読谷村……。
ずいぶん走っておなかが減ったので、読谷村でローソンに入りました。
幕の内弁当を買います。
さらに北へ走ります。
恩納村に入ると、リゾートホテルと、そのプライベートビーチが目に付くようになりました。
「恋人と来たのならば、この辺に泊まってリゾートを満喫するのだろう。」
と、可能性についての考察をしつつ(笑)
観光潜水艦「もぐりん」の看板が
「長らくありがとうございました」
に、なっているのを発見し、寂しく思われました。
のんびり午後三時ごろ、ようやく万座毛に到着。
空港のレストランなどにも、大きな写真が出ている有名なところらしいのですが、
予備知識の無かった僕は、その絶景に感激(・_・、)
断崖と、その下の珊瑚礁、遠くの海の青さ。
う〜ん、思わず、芝にあぐらをかいて、幕の内弁当を食べたですよ。
んで、帰りの空港で確認した万座毛の写真(お手本)は、どうやら、朝の様子。
午後になると、逆光で、珊瑚礁の緑青色が空に負けちゃうことに、帰宅後に気がついたワタクシ。
と、いうわけで、「壁紙にいかがですか?」コーナーで公開できるような画像をゲットするに至らず。