Daniel Yangの沖縄旅行記

四日目の五。「長瀬島」

長瀬島の浜辺に佇む鳥炎天下の平和祈念公園を後にして、レンタカー返却までの夕暮れを、空港の近くの長瀬島で過ごすことにしました。
一応海水浴が出来る砂浜があるのですが、泳いでいる人はいません。
岸壁の釣り人、砂浜の暇そうな男女混合、国籍混合の六人(日本人男女各一名。ラテン系男女各二名。どういう団体?)の若者たちに、話しかけられることもなく、
海辺にたたずむ鳥(写真右)
帰路の航空機と同型機(写真左)
沈む夕日(写真右下)
などを見ながら、時間をつぶしました。
日の入りは、七時頃。
ちょうどレンタカーを返却する時間ですので、星を見ることは出来ません。

レンタカーも時々「fuel empty」が点滅し、走行距離も500kmを超えました。
那覇空港を飛び立った航空機ガソリンスタンドに行き、燃料を満タンにしてもらいながら、車の汚れ具合を口実にスタンドのお兄さんに話しかけます。
「レンタカー屋さんに文句言われますかね?」
「だいじょぶじゃないですか?」
気になるところを、綺麗にしていただいて、握手をしてお別れ。
入ったガソリンは40リットルに足らず。
燃費を計算すると、約13km/リットル。僕が羽村で乗っている車ではなかなかイカナイ燃費ですが、今の車では、そんなに珍しくもないのでしょうか? こんなところにも、技術の進歩を感じます。
無事にレンタカーを返却し、空港までマイクロバスで送ってもらいます。

綺麗に整備された那覇空港のカウンターで航空券を受け取ると、少々時間が出来ました。
フィルムカメラに入っている5ロールめの36枚撮りフィルムも、まだ半分程度残っています。長瀬島の日没
そこで、たそがれの空港ロビーから、離着陸する飛行機を狙ってみました。しかし、夕闇が訪れようとしている空港を飛び立つ飛行機は撮れませんでした。
まだ時間があったので、夕食を採ることにします。
と、書いて気づくのは、「時間があるから食事を採る。」と考える僕。
では、「時間が無ければ、食事を採らなくても良いのですか?」と自ら突っ込んでみたくなります。
たとえば、そのように突っ込まれたらどのように応えましょうか?
「腹が減ったら、羽田に着いてから、そこいらへんで食べます。」
と応えるような気がします。食事への執着のなさ?
ていうか、こちらに帰ってきてから「食事はどうだった?」と聞かれて困る興味の無さ?
ホントに、困って、混乱しましたヽ(゚_゚>)
誰かと一緒に旅行をする時、僕だけに計画を立てさせると「食事」はスケジュールに入りません(笑)
何も、僕は連れを「飢えさせてやろう」などと意地悪をしているわけではなく、そもそも「興味が無い」と言うことを理解して、食事に関してはリーダーシップを発揮してくれる連れを探さなくてはならぬな。なんぞと、今はまだ見ぬ「連れ」について考察してみました(笑)
と、いうわけで、ここに至って、夕食は本旅行初の沖縄料理(笑)
沖縄そば、紫色のお芋のアイス。その他もろもろ沖縄料理だったのですが、覚えていないので、明記できませんf(^ー^;

帰路の飛行機、お隣はお仕事で疲れたビジネスマンさん。ず〜っとお眠りになっていらっしゃいました。たそがれの那覇空港
僕は、なんとなく眠れませんでした。そこで手荷物に入れていた方位磁石を眺めて過ごしました。
結局五連惑星の撮影は出来ませんでしたが、歩いている間は、大変役に立った方位磁石でした。
当たり前のことですが、旋回しない限り、手元の方位磁石は廻りません。ぜんぜん動かない方位磁石にガッカリ(笑)
そして、房総半島沖で一度向きを変えた後は、一度も方向を修正することなく、そのまま着陸した、パイロットの腕前にビックリ。
雲に覆われる中のフライトは、ジェットエンジンの出力調整が度々感じられましたので、決してやさしいフライトでは無かったと思います。
それなのに、東京湾から、滑走路まで一直線に飛んでそのまま着陸なんてすご〜い!
と心の中で拍手を贈っていました。

午後十時過ぎに着いた羽田空港は、しとしと雨。
到着ロビーまではウィングの通路ではなくて、バスに揺られます。大袈裟なようですが(笑)ミリタリー仕様の方位磁石。地図とこの方位磁石がたいへん役に立った沖縄旅行でした。
「あの、飛行機に乗っていたのだなぁ。」
と雨の向こうに見える飛行機。
JALに乗ったつもりの、その飛行機に書いてあるロゴはJTA。
系列会社の仲の良さに微笑みながら、モノレール乗り場へ向かいます。
モノレールの中で、パソコンに、帰着時間を尋ねてみます。
東京駅で青梅線直通電車に乗れることを確認。
でも、立川駅で乗り換えれば、二十分ほど早く着くようです。
明日は、リンクしているミュージシャンのライブ(^u^)
早く帰って眠る方を選びました。

羽村着は日付を廻ったので、正確に言うと、三泊五日の沖縄旅行。
以上で、この旅行記は終わりです。
長いあいだ、僕のつたない旅行記にお付き合いいただいてありがとうございました。

2002年6月30日記

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